レビューや口コミが数多溢れる昨今だからこそ、商品選びの際に貴重なのが「プロの証言」。最先端の事情に精通し、目と舌が肥えた業界関係者を魅了したアイテムとはいったい? 各界の専門家たちを直撃した!
◆話題の次世代型テレビ、似たり寄ったりの画質より重視すべきは保証と値段
’18年12月1日から4Kと8Kの衛星放送が始まり、注目を集めるのがハイエンドモデルの有機ELテレビ。中でもデジモノライターの板倉正道氏が愛用するのがヤマダ電機で独占販売中のフナイ「FE-55U7010」だ。
「国内の有機ELテレビでHDDが唯一内蔵されているのがフナイの製品なんです。知名度は高くありませんが、海外ではテレビのメーカーとして高いシェアを持ち、性能面でも大手メーカーと比べて遜色ありません」
しかも、他社製品にはない手厚い長期保証も大きな魅力という。
「フナイの店頭販売はヤマダ電機のみなのですが、保証期間はメーカー3年+ヤマダ4年のトータル7年。それで無料はスゴイ。有機ELテレビの場合、液晶テレビほどメーカー間の画質の差はありません。そのため、画質以外の部分を見極めるのが製品選びのポイントとなります」
ちなみに国内で有機ELテレビを販売しているのは、ほかに東芝とLG、ソニー、パナソニックの5社。それらすべてがLG製の有機ELパネルを使用している。
「そのため、自社でパネルをまかなうことができるLGの製品は他社よりも価格が抑えられており、2位に挙げた『OLED55C8PJA』は’18年発売の一番新しいモデルですが、18万円台で購入することができます」
<有機ELテレビ ベスト5>
1位 フナイ FE-55U7010
実勢価格:24万9800円
’18年7月に発売された同社初の有機ELテレビ。HDDが内蔵された唯一の製品で容量は1TB。地デジ放送を最大128時間録画可能
2位 LG OLED55C8PJA
実勢価格:18万7000円
すべての国産メーカーに有機ELパネルを供給しているLGブランドだけあり、画質は申し分なし。安く買いたい人には特にオススメ
3位 ソニー BRAVIA KJ-55A9F
実勢価格:37万3000円
ハンズフリー音声検索や操作に対応し、「アコースティック サーフェス オーディオプラス」という音響技術により音質も高い
4位 ソニー BRAVIA KJ-55A8F
実勢価格:26万6000円
上記モデルの1つ前の製品で起動時間こそ最新モデルに譲るが、一般ユーザーであればストレスはほとんど感じることなく使える
5位 東芝 REGZA 55X920
実勢価格:24万8000円
BS/CS 4Kチューナーが搭載されているので、普段からBSやCSを見ている人にオススメ。2番組を同時視聴できる二画面機能も搭載
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一方、ワーストも同じLG社の「OLED65W8PJA」。その理由はデザインの残念さにある。
「画面とフロアスタンドが離れた吊り下げ式の仕様になっていますが、よく見るとケーブルで繫がっている。壁掛け用だとしても使い勝手が悪い印象を受けます」
最新技術による映像美は万全の環境で楽しみたいところである。
<有機ELテレビ ワースト>
1位 LG OLED65W8PJA
実勢価格:59万4000円
発売開始時期はベストバイの2位と同じLG製だが、フロアスタンドと透明なケーブルで繫いだ分離風の特異なデザインのせいか割高になっている
【板倉正道】デジモノライター
家電やガジェット全般に精通し、買ったモノは分解して中身を確認することも。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』でも活躍
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(出典 news.nicovideo.jp)
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